オランダ極右政党はわが町から第一声選挙戦スタート

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ウィルダース党首率いる自由党(極右政党)はわが町から選挙戦スタートし、この町はヨーロッパ中から訪れたメディアでごったがえした…というニュースを、なんとYahoo!JAPANニュースで読んでしまいました。

わたしの住んでいる街が、まさか日本のメディアで取り上げられるとは…しかもわざわざ記者さんもやってきたらしいし。しかし、取り上げられた話題がこの話題か!と思うと、複雑ですよ。。。

わが町にはウィルダースのファンがいて、彼もしょっちゅうここにやってくる、ということは知っていましたが、まさかここが象徴的な街だとは思っていませんでした。極右政党なんぞを支持し、彼らに投票する輩はいったいどんな奴らだ?と思いきや、なんのことはない。我が家のご近所さんたちだったワケです。

モロッコ人を嫌い、彼らを名指しで「クズ」と呼ぶ政党…いやはや。これは差別に他ならないと思うのですが、そういう人を公に支持している町がこの町なのか。。。(汗)。

そんなわが町の特徴を挙げてみると:
・ 労働者階級が多く住む街(平均年収より低め)
・ イスラム人が比較的少ない
・ 川を挟んだ対岸はロッテルダム市でオランダ一のイスラム人人口を抱える
・ この町の先は、小さな村々ばかりで、(実質)昔ながらの白人オランダ人社会が広がる

つまり、ここは防波堤のような場所。右を向けば、ロッテルダムの様々な問題が見えて、その波がここにも押し寄せてくるのではないかと心配になってしまう。一方、左を向けば、豊かな農村地帯が広がる昔ながらのオランダ風景が広がっている。

これだけ聞くと、豊かな農村地帯が広がる昔ながらのオランダを守るべきだ!て思うでしょう?分かりますよ。その気持ち…。でもねー、低い労働賃金で農家を支えているのは、まぎれもなく移民たち。わたしが以前通っていたオランダ語学校でも、何人もの人々がオランダ・パプリカの収穫に行っていました。つまり低労働賃金で労働者を搾取して、白人オランダ人たちが潤っているのはまぎれもない事実なのです。

たぶん…多くのオランダ人もいろんな事情は分かっているし、差別はいけないということも100も承知なのだと思います。自由党を支持するということは、トランプ政権を支持するのと同じで、自分の中の差別を認めることになってしまいますから。

まさに「本音と建前」「理想と現実」のはざまにいるのが、この町なのではないでしょうか?ここより田舎にいけば、差別はいけない、寛容なオランダ人でなければいけないという理想を追い求めることが可能で、差別的な党なんて支持する必要はない、という理性を保つことができます。

一方、ロッテルダムのように、さまざまな問題を抱えながらも必死にもがき続けてきた街も、意外と冷静です。嫌だから出て行く人はもうとっくに出て行っているわけで…。しかし、現実には、ロッテルダムを愛する白人系オランダ人も多数いて、様々な文化が入り混じった豊かな国際都市が形成されているわけですから。

ちなみにロッテルダムを愛する白人オランダ人の寛容度は、もう涙が出るほど素晴らしいものです。ほかの文化を受け入れる許容度が信じられないレベルなんですよね。この人は、イエス・キリストか?と思えるような、、、素晴らしい人もいて、そういう人を見ていると、わたしもまだまだだと思うし、お互いを知って、認め合うグローバル社会って豊かで素晴らしい、て思うのです。

わたしも家族もロッテルダムが大好きなのですが、だんなの家族は違います。彼らは、ロッテルダムなんてそんな恐ろしい場所に子供を連れていくことはできない、と平然と言います。実際、うちの子の従妹たちは、ロッテルダム市内地は生まれて1度しか行ったことないのではないでしょうか。

何をもってどこが恐ろしいのか?ほぼ毎日ロッテルダムに出かける私は、彼らの言い分がさっぱり分からないです。私からすれば、この町だって似たり寄ったりなんですが???

ともかくこの反応からしても、これだけは確かです。むやみに恐れて相手を知ろうと自ら飛び込まなければ相手のことを理解することは永遠に不可能だ、ということ。そして、たいていの場合、自分が想像するよりもずっと現実の世界は恐ろしくないということ。

3月に行われる選挙。結果はいかなるものになるのか…。ちょっと気がかりで、見ないふりをしていきたいところなのですが…まさかの第一声から無視できない模様となってしまいました。

本日の写真は、夕方のお庭の風景。朝から濃霧で真っ白でしたが、夕方になってもうっすらと農地に霧が残って、不思議な風景を作り上げていました。めったにない風景です。ちなみにここがわが町の境界線。ここから先は、小さな村々が広がっています。いつもこの風景を見せるせいか、わが町はすごい田舎と思われるようですが、そんなこと、、、ありませんよ~~。

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