過激なオランダの女性誌

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「42.7%」。
東京都に住む30代前半の女性の未婚率だ。


Yahoo!の特集記事
結婚したくないのか、できないのか~揺れるキャリア女子
の冒頭を見て、相当びっくりしてしまいました。
未婚率が上がっているとは思っていたけれど、これほどとは、、、。
いや、もう、呑気に少子化問題とか言っている場合ではないのでは、、、。

もともと自分がキャリア女子だった(自分で言うのもなんですが)こともあり、
なかなか面白い記事で、食らいつくように読んでしまったのですが
なんて言うんでしょうかね、、、結局、私がキャリア女子だった頃から
何も問題は解決していない、むしろキャリア女子の数が増えただけ
問題は深刻化している、、、そんな印象を持ちました。

ぶっちゃけ、日本の家族像ってそれそのものが古いのよ。
(働いていようが専業主婦だろうが)女性が家事・育児全般をして、
男性が外で働くのが当たり前。
もちろん男性の年収が良いに越したことはなく、、、
その上、長男家系は両親の面倒を見て~~、、、。
なんでこう一律なワケ?

ちなみに最近は「出来婚」がかなり主流で、その出来婚さえも
「順序が違う」とか文句をつける人がいるけど、
ごめんね、私からすると、出来婚そのものがすでに一律的です(汗)。
一応結婚するだけでも偉いね、と思っちゃいますよ(苦笑)。

家族が一律化されている、、、これはね、
親が、世間が、じゃなくて、彼女たち、彼たち当事者たちが
この古い像=ONLY家族、とがんじがらめになっているから。
私はそんな気がしますね。

仕事ができる女性は、育児・家事をしてくれる男性と結婚して
役割分担そのものを交換すればいいだけなのに、

「彼のお嫁さんになるの
「彼に守ってもらいたい

「私が大好きな彼にご飯を作ってあげたい…

「私は彼のモノ

こんな乙女心だけは捨てられない女性、多いでしょ。
うちの姉なんか典型的にそうだったな。
すごく家事が得意のだんなさまと結婚したから
私なんて内心「すっげーおいしい人見つけたな、、、」
なんて思ってたのに姉ったら
「彼のほうが家事が出来て焦っちゃう…もっと家事を勉強しておけば良かった」
、、、って。。。(汗)

どーしてそうなるかな?!?!

私自身は、もう思い切って最初から
「すごーい!あんたに全部任せた!私はやーらない!」
くらいの勢いで行ってもいいと思っているので、、、。
たぶん男性もこういう女性でも全然かまわない人もいるでしょ?
…え…。いるよね?

家事なんかは得意な分をそれぞれ分担すればいいと思うし、
そこに男性が、とか、女性が、とか性差が問題になることは
まったくないと思います。育児も、日本は、ママがやらなきゃ、と
ママ重圧がすごいけど、ママじゃなきゃできないことって
母乳くらいだと思うけど、、、???

まー、そんな感じにあまり家族像にはこだわらないワタシですが、
先日、たまたま待ち時間にぱらぱらと見たオランダの女性誌の
特集を見て、、、私はもーー、椅子からずり落ちるかと思いました(汗)。

まだまだ上はあったんだ、、、。

「シングルマザー」特集と書いてあるその特集。
各ページには、でーんとママと赤ちゃんがペアで映っており、
私はてっきり、いわゆる「シングルマザー」なのかと思ったのですが
内容を読んでみると…。

「私は軍隊に入っていて、アフガニスタン、イラクとそれは苛酷な環境で
仕事をしなければいけなかったの。無事、オランダに帰還できて
最初に思ったことは、子どもが欲しい!今、すぐ!ということだったわ。
それでそう思った瞬間、すぐに精子バンクにコンタクトを取ったのよ。」

?!?!?!

…。
そっか、、、シングルマザーっつうのは、、、。

そういうことだったのかーーーーー!!!!

考えてみると、日本ではシングルマザーといえば、離婚して片親になった母親の
ことを指す場合が多いけれど、オランダではこの場合はシングルマザーとは
呼ばないのかもしれない。親権は共同で持つことが多いのでね。
オランダでいうシングルマザーとは、最初から父親がいないケースで、
日本で言えば「認知されない子ども」といういい方になるのでしょうか?

「認知されない子ども」

なんか、この言い方、ものすごい差別的な感じ。
私は絶対にイヤだわ、この響き。もう日本はこういうところから遅れているのかも。
どういう親の元で生まれようと、生まれた子供は平等じゃなくちゃいけないけど
そうじゃないのがまず問題なのね。日本の場合。
ここが改善されないと古い家族像は変えていけない、ってことなのかな。

ともかく。
誇らしげに映っている母と赤ちゃんの像は、すべてがまさしく
自ら選択したシングルマザーと子どもたち、で、、、
けっこう、、、衝撃的だったな。

面白いのが、精子バンクを利用した人もいるけど、彼を利用した人もいる、
っていうところだったかな。

「彼は子どもが欲しくないって言ったけど、私は子どもがどうしても欲しかった。
年齢的にも次の男を探している時間なんかなかったので、
彼に精子だけ融通してもらうことにして、別れたの。」

…えっっっ。

この場合は、女性にとっては「彼<子ども」っていうことだったわけで。。。
すごいよね、ほんと、日本みたいに「出来ちゃった婚」じゃなくて
「無事出来て別れました」だもんね。
私は、「出来ちゃったから結婚」はしたくなければしなくてもいいのかな、
って思ってたけど、こういう選択肢はさすがに思いつかなかった。
微塵も考えつかなかったよーーーー(汗)。

いやー、オランダの女性誌、特集が過激ですよ?
もういい加減慣れてきたかと思ったけど、今回は久しぶりに
ガツーンとやられた気分でした。
いやー、わたしもまだまだダ~~~(汗)。

別にみんながこうというワケじゃなくて、古いしきたりが好きな人も
いると思う。特に宗教色の強い人は、眉をひそめるかもしれません。
でも、少なくとも、そういう星の元、生まれた子どもだって
戸籍上も生活していく上でも平等で、何ら異なる扱いを受けることがない。
日本も、そうなっていって初めて、世界が広がっていくのかな。

いや、今の古い家族像にしがみついてもいいんですよ。
それが、皆に受け入れられるのであれば。
ただ、「42.7%」、
そういう数字になって表れているというところは
素直に認めて対処していかなければいけないと思う。

結婚するもしないも自由。
それもそうだと思います。
ただ、この数字は、もう何十年か後、国家を維持していくのが
ムリな数字なワケで。

移民を受け入れるのもイヤ。
結婚もイヤ。
結婚しない子どもなんて不幸な可哀想な子どもだからイヤ。

本当に大丈夫?

もうちょっと真剣に考えないといけないと思うんだけど、
問題だ~といいつつ、結局、私が20代のときと何ら変わらない、
相変わらず進歩のない議論を繰り返している、ということに、
なんだか危機感を感じているワタシなのでした。
まー、私が外部でジタバタしてても、しょうがないんだけどサ。



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ひげめっこ | URL | 2016.05.23 17:02
 そらさん、ふたたびお邪魔します。面白い記事でした。年をとるにつれて、さら思考思想が固まってきているのに恐怖心を覚えますが。どこまで強いのかオランダ人って思います。
 オランダ人って宗教心の強い人たちなんでしょうか?何を判断基準に、行動している人たちなんでしょうか? 日本では周囲、つまり世間ですよね。オランダ人はそういう世間体というものを気にしていますかね。
 お暇なときに、教えてください。
そらのくも | URL | 2016.05.25 02:53
ひげめっこさん、こんにちは。

最近は、インターネットその他で情報がいくらでも得られて便利になって「人々はさらに自由に」となってもいいはずなのに、日本は「LINEの返事がないと仲間はずれ」とか…なんだかむしろ逆の方向に向かいつつある?という思いもあり、こんな記事を書いてみました。
私自身、あんまり固定概念にはとらわれないほうだと思っていますが、この記事は本当にずるっでした。オランダ人は、まずは「個」だと思いますね。その次に家族、、、かな。友達とか世間体ってあんまり気にしないみたいですね。友達はあくまで他人であって「(いつも一緒の)仲間」ではないな、と感じます。宗教も「個」なので、非常に信じる人とどうでもいい人といますね。うちのだんなの家族なんて典型的です。母親と妹は熱心に宗教を信じ、多文化に対してもずいぶん保守的ですけど、弟と兄(←だんな)は無宗教で…まったくこだわりがありません。面白いのがその妹の子どもがうちのだんなみたいな個性を持っているのですが…その違いをどうするのかな、と思っていたのですが、妹は子どもの好きなようにやらせていますね。親子の間にも夫婦の間にもまずは「個」アリ。親は子に強要できない。その逆もしかり。夫婦間ももちろん。だから友人・同僚・世間なんて気にしない。ま、人により程度がありますけど、全体的にそんな感じじゃないでしょうか。
ひげめっこ | URL | 2016.05.26 08:45
 御回答ありがとうございます。オランダを含めて欧米はそのような傾向があるのでしょうね。世間とか空気にうんざりするすることもありますが、これには意味があって、セイフティーネットとして機能してきたと考えられるようです。そこでは集団の存続が重視される。逆に神と自分との関係を重視するキリスト教文化圏で(イスラム他はどうでしょ?)は個人が確立して、個人が集まった社会が出来上がる。社会と世間は全く違うもの。そこでは哀しいことに、情報を十分に提供しない制度が出来上がる。異なった文化の上に、形だけ欧米の制度を持ってきても機能しない。これが根本の問題ですが、いろいろ海外の制度を学んだり、説明したりすることは努力するのですが、そこには目を向けませんね。
 ということ?で、日本じゃ多文化なんて無理です。夫婦も会話がなく、察しろって世間ですから。こういう文化から逃げ出した、そらさんはだから辛いのか。楽なのでしょうか。と想像しながら、今後も読ませていただきます。では。
そらのくも | URL | 2016.05.27 02:15
ひげめっこさん、

そもそもキリスト教というのは差別された人間が人間の裏切りによって死に追いやられ、神として復活する、というようなストーリィですから、それが何百年にも渡って普遍的に人々に信じられてきた国とそうでない国、というのはずいぶんな違いが出てくると思います。日本では異端児に対して「村八分」のようなものが存在し、それが今の狭い世間でのいじめのようなものにつながっていますが、キリスト教を信仰していたらそこに参加しようとしない人がいても当然ですからね。でも、おっしゃる通り、日本では集団行動というのが大切で、他人の目があるからこそ悪いことをしない、世間に顔向けできないことはしない、ということがセーフティーネットにつながったのでしょう。ただ、今は学校で多文化を受け入れよう!みたいな教育を受けている人が多いわけですから、そこで中途半端に多文化を学び、自由に生きることを学んだ人たちが大人になって根本的な部分が変わっていない日本の慣習を受け入れられなくても当然なのかな、と思います。たとえば若い人が何故田舎を嫌がるのか(一部の田舎は除かれるかもしれません)、とか、長男の嫁は何故人気がないのか、何故嫁・姑問題はいつまでも解消しないのか、とか…。色々面倒くさかったら結婚しない人がいても当然ではないでしょうかね。
私自身は、ラクな部分とそうでない部分があるのかな、と思います。やっぱりどちらも一長一短…??日本からオランダにお嫁さんに来た方が、着た初日に「結婚しても君と僕は単なる個々で、結婚は契約」みたいなことを言われて10年以上理解できなかった日本人がいる、という話を聞いて、なるほどなあ、と思った次第です。

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